【W様宅「塀外壁塗装工事」Vol.①】ケレンと左官作業
2023/09/01
以前【現地調査】宮城県多賀城市で塀の塗装見積りの現地調査を行いました。の記事でご紹介したW様に無事ご契約いただけましたので、今回の記事では、塀の外壁塗装の様子をお伝えしていきます。
ケレン
今回の外壁は塗装が剥げて見た目がまずボロボロになっているので、まず古い塗膜を剝がしていきます。この作業を「ケレン」といいます。
そもそもケレンとは
主に鉄部(トタン)に対して行う「素地の調整」を意味する言葉として使われていて、素地の調整の中でもさび落としの意味合いで使われることが多いです。 建築や塗装の現場では「下地処理」などという言葉も使われていますが、基本的に行う作業は同じです。 ここでは「塗料を塗る前に素地をキレイにする」、「整えること」をケレンをするという言いまわしで使っていきます。
スクレイパーややすりを使って塗装を剥がしていきます。表面の塗膜を剥がす際にコンクリートのもろくなっている箇所もボロボロ取れてきました。今回は塗膜をあらかた剥がした後に、左官作業で外壁を補修してから塗装する予定だったので、ボロボロになっているところは細かく剥がしていきます。
左官作業
表面の塗膜ともろくなっているコンクリートをあらかた剥がしたら、左官作業でケレンした外壁を補修していきます。
左官とは
左官とは、建物やお住まいの壁や床、土塀などを専用のこてを使って塗り仕上げる仕事で、またレンガやブロックの塀を積み上げて、外壁をつくるのも左官の仕事です。塗るものとしては主に「漆喰」「土壁」などがあります。
今回はコンクリートの壁の補修として下地を調整するのでコンクリートを塗っていきます。ぼこぼこした箇所を埋めるようにコンクリートを塗っていきます。完全に平らにできるかというとそうではなく、今回はあくまで補修なのでちょっと凹凸は残る状態になってしまいます。
完全にきれいにしたければ、一度既存の外壁を壊して基礎から作り直すことをお勧めします。
今回はお客様とのご相談のうえで、補修して塗装という流れになったのでこのように進めています。
あらかたのおおきなぼこぼこはコンクリートで補修できたので、次は下塗りをして仕上げまで行っていきます。
写真のまとめ
ケレン作業風景(写真左)
コンクリート塗り(写真中)
次回をお楽しみに!
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