【仙台市の外壁塗装】ラジカル制御形塗料とは?
2023/09/11
近年は従来の主流であったシリコン系からラジカル制御型の塗料が注目を集めています。そこで今回は外壁塗装でよく使用する塗料である「ラジカル制御型」の塗料について紹介します。
ラジカル制御とは?
そもそもラジカル制御とはどういった意味なのかを説明します。ラジカル制御とは、塗装を劣化させる因子である「ラジカル」の発生を抑制することです。「ラジカル」というのは紫外線や酸素、水分などが塗料に含まれる顔料に接触することで発生する劣化因子のことです。そして「ラジカル制御型塗料」とはこのラジカル(劣化因子)の発生を抑制するため、塗装が劣化する速度を緩和できる仕組みになっています。
詳しくいうと、ラジカル制御型塗料は高耐候酸化チタンと光安定剤という2つの成分が配合されています。
高耐候酸化チタンはラジカルバリアという効果があり、ラジカル(劣化因子)を発生させる成分である酸化チタンを制御します。また、光安定剤には発生したラジカルの発散を抑制する効果があります。
ラジカル制御型塗料はこの2つの成分の働きにより、劣化しにくく、かつ耐候性の高い塗膜を形成することが可能になっている塗料です。
塗料メーカーである日本ペイントが2012年に世界ではじめてラジカル制御型の塗料を販売して、現在はエスケー化研株式会社や関西ペイントといった他社メーカーでも販売されています。
以前の記事で紹介した「パーフェクトトップ」や「ファインパーフェクトトップ」はこの「ラジカル制御型」の塗料に当たります。
気になった方は【仙台市の外壁塗装】環境にやさしい外壁塗料「パーフェクトトップ」、
【仙台市の外壁塗装】おすすめの塗料を紹介します!「ファインパーフェクトトップ」
の記事でより詳しく説明していますので参考にどうぞ。
ここまででラジカル制御型塗料の概要を説明してきたので次はメリット、デメリットをご紹介します。
ラジカル制御型塗料のメリット
・コストパフォーマンスが高い
ラジカル制御型塗料は従来の外壁塗装でよく使用されるシリコン塗料よりも耐久性が高いです。これはラジカル制御型塗料に配合されている「高耐候酸化チタン」の効果で対候性が高くなっています。価格もほぼ同程度で、若干ラジカル制御型塗料のほうが価格が高いのですが耐久性も高いので、コストパフォーマンスで考えるとラジカル制御型塗料のほうが優秀と言えます。
・チョーキングに対して効果的
ラジカル制御型塗料は、チョーキングが発生しにくいという特徴があります。紫外線や雨風に当たっても、対候性が高いため、塗膜の劣化が遅くなります。
この効果によってチョーキングが起きにくく、ひび割れ(クラック)や雨漏りのトラブルも抑えられます。
などの大きなメリットがあります。
ラジカル制御型塗料のデメリット
・実績が少ない...?
発売した当初は初めての塗料ということもあり、知名度が低く取り扱いが非常に少ないのが実情でした。そのため、ラジカル制御型塗料を使ってほしくても断られてしまう場合がありました。しかし、発売から10年以上経過し、性能もよく、現在は幅広く使用されているためこうした懸念をもつ業者は少なくなっています。
今回は「ラジカル制御型塗料」について解説してきました。
対候性が高く、扱いやすい塗料で外壁塗装で迷ったときにはおすすめの塗料と言えます。しかし、地域性や気候によってお住まいに合う塗料は様々ですので、値段だけでなく困ったときは塗料のことについても詳しい説明を受けてしっかりとした塗装工事を受けるようにしましょう。
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