【仙台の外壁塗装】下塗り②「下塗り塗料の種類」
2023/11/15
昨日の記事【仙台の外壁塗装】下塗り①「塗装の下塗りとその役割について」では下塗りの役割について解説しました。
この記事では実際に下塗り塗料にはどのような種類があるか紹介していきたいと思います。
下塗り用塗料の種類
・シーラー
シーラーは、塗料の吸い込みを防ぎ、接着剤のような効果があり、密着性を高める効果がある下塗り塗料です。水性タイプと油性タイプの2種類のシーラーがあります。
水性タイプのシーラーは、劣化の少ない下地や水性塗料を上塗りとして使用する際に下塗りで使用します。しかし、コンクリート、モルタルや石膏ボードなどの限定された下地材でしか使用できないため、それ以外の下地でシーラーを使用する場合には、油性(溶剤)タイプのシーラーを使用します。
油性タイプのシーラーは、水性にくらべて臭いが強いという特徴はありますが、密着力が高く、浸透性も高いため下地材の強度を高めることができます。
・フィラー
フィラーは、凹凸の激しい下地材を平らにしたり、ひび割れが浮き出てこないように覆う役割のある下塗り塗料です。
フィラーを使用する際には、シーラーやプライマーよりも塗膜を厚く塗る必要があります。
また、シーラーやプライマーと比べ、ドロドロと粘り気のある塗料のため、下地の表面に模様や柄をつける際に厚く塗られることもあります。
・微弾性フィラー
微弾性フィラーは、下地と上塗り塗料を密着させる役割があるシーラーの機能と、凹凸の激しい下下地材を平らに均したり、ひび割れが浮き出てこないように覆う役割のあるフィラーの機能の両方の性質を持った下塗り塗料です。
また、塗膜がゴムのような柔らかく伸びる性質があります。そのため、下地の状態に追従して伸縮することが可能でなので、ひび割れにによる水の侵入を防ぐことができます。また、ひび割れが発生しやすい下地材にもよく使用されます。
・プライマー
プライマーは、基本的にはシーラーと同じように使用できるものです。様々な下地材に対応できる下塗り塗料で、プライマーには錆止め効果のあるものがあるため、金属素材の下地にもよく使用されます。
しかし、プライマーにさび落としの効果がついているわけではないので、下塗りをする前に、下地材に発生しているサビをしっかりと除去(ケレン)してから塗装する必要があります。
・バインダー
バインダーは、あまり傷んでいない下地に使用される下塗り塗料です。
シーラーと同様の役割があります。しかし、シーラーに比べて密着性が高く、塗料の吸い込みを防ぐ力が弱いので、塗料の吸い込みがすくない新築施工の際に、使用されることが多い塗料です。
・サーフェイサー
サーフェイサーは、シーラーやプライマーなどの下塗り塗料と上塗り塗料の間に使用する塗料になります。
シーラーやプライマーで塗装した後の下地の凹凸を埋める際に使用したり、下塗り塗料と上塗り塗料の密着性を高める役割があります。建物が古く劣化が激しい場合など、よく使用される塗料です。
以上下塗りの種類をご紹介しました。
皆さんのお住まいを塗装する際にもいずれかの種類の塗料が使われているとおもいます。
塗料の知識をつけて安心で安全な外壁塗装を行うようにしましょう!
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