【仙台市の外壁塗装】塗装道具の種類と特徴-ローラーについて-
2023/12/29
前回、前々回と刷毛(はけ)について紹介しましたが、今回は塗装する際に一番使用される道具であるローラーについて紹介します。
ローラー
ローラーとは、耐水性のある硬い紙や合成樹脂を芯としている筒に、獣毛やスポンジ状の化学繊維を巻きつけたものをローラーとよびます。塗装する際に全体の約8割の作業はローラーが使用されており、手作業で塗装を行います。
メリット
刷毛(はけ)を使った塗装に比べて、短い時間で広い範囲を塗ることができ、扱いやすいです。また、塗りムラが少なくてすみ、なおかつ塗膜を厚く塗ることができるという特徴があります。
デメリット
道具の善し悪しによって仕上がりに影響が出やすいです。劣化していたローラーや質の悪いローラーで塗装をしてしまうと、ローラー表面のうぶ毛がバサバサと抜けてしまったりや塗装面が毛羽立ってしまい、塗膜に気泡が入ってしまうことがあります。
また、ローラーで塗装する際は角や細かい箇所を塗装すると塗装する箇所以外にはみ出してしまったり、そもそもローラー自体が入らない場合があり、細かな作業にはローラーによる塗装は不向きです。
種類と特徴
主にローラーには「羊毛ローラー」「砂骨ローラー」「特殊ローラー」の3種類があります。
〇羊毛ローラー
羊毛ローラーはウールローラーなどとも呼ばれ、ローラーの中でもは使用される頻度が一番高いローラーです。羊毛のような柔らかい繊維で作られていて、塗料を均一に塗りやすく、表面の模様をつぶさずに塗装することができます。
また、羊毛ローラーの毛足の長さは、短毛、中毛、長毛の3種類に分けられます。
・短毛ローラー
毛足の長さは4~5mm程度。
鉄部の塗装などの滑らかな仕上がりにしたい際の作業に適しています。また、目地などのへこみ部分を避けて塗装したい場合にもよく使用されます。
・中毛ローラー
毛足の長さは13mm前後。
3種類の中で最も多くの塗装現場で使われています。様々な箇所で使用することができる万能型のローラーで、オールマイティーに活躍します。
・長毛ローラー
毛足の長さは20mm以上。
凹凸が深い塗装面を塗る際などに適しています。塗料の吸い込みが良く作業性は高いです。しかし、仕上がりにムラが出来る可能性があるので注意して丁寧に塗装する必要があります。
〇鎖骨ローラー
鎖骨ローラーは、ローラーの表面がスポンジのような網目状の形をしていて、主に鎖骨材(樹脂に鎖骨が入り混じったもの)入りの塗料を塗る際などに使用されます。また、厚塗り用で粘度が高い塗料を塗る際にもよく使用します。
鎖骨ローラーは、マスチックローラーや多孔質ローラー、パターンローラーなどとも呼ばれていて呼び方はさまざまあります。
〇特殊ローラー
特殊ローラーは、非常にさまざまなかたちで存在しており、丸っこい形や溝のように細い形と塗装現場に合わせておおくあります。
以上今回は塗装する道具としてはかかすことのできない「ローラー」を紹介しました。
業者にお願いする外壁塗装の時やご自身で簡単な塗装を行う際の参考にしてみてください!
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