基礎の土台部分の塗装は必要？-メリット-

前回の記事基礎の土台部分の塗装は必要？の続きです。

今回は基礎塗装のメリットについて紹介します。

 

前提として、基礎が劣化しやすい特性の立地の場合には、メンテナンスをしっかりとした方がよいです。
基礎のメンテナンスは、塗装以外にも補修方法の選択肢がありますので、劣化状況に応じて選択できます。

最近は、新築時に基礎部分を塗装している物件もあります。
その場合に外壁塗装を行う際は、基礎の塗膜も劣化している可能性が高いので、外壁と同時に塗り替えた方が良いでしょう。
美観の観点からも、外壁だけを塗り直してしまうと、基礎部分が古びて見えてしまうので、同時に塗装することがオススメです。

 

それではメリットとデメリットを紹介していきます。

 

基礎塗装のメリット

 

・美観が良くなる

建物の外壁を塗装すると、塗装をしていない基礎の古さが目立ってしまうことがあります。
そこで、外壁のすぐ下にある基礎も合わせて塗装をすると、全体が新築時のように綺麗に見えます。

常に雨水にさらされている基礎部分は、カビやコケが生えて黒ずんでしまっていることがあり、年月が経ってくると、基礎の表面に細かいひび割れが出てきていることもあります。
その部分を塗装することで、綺麗な見た目になります。
また塗装をすることで、ひび割れがコーティングされて補強される効果もあり、カビやコケも生えにくくなります。

基礎部分の塗装も、デザイン性が高く高級感のある塗料もあり、外壁のデザインに合わせて選択できます。

 

・防水性が高まる

基礎に使われているコンクリートは、吸水性が高い材質です。
そのため、コンクリートは長期の間雨や紫外線にさらされると、劣化してきます。
劣化してくると、コンクリートは割れやすくなり、ひび割れや剥離を起こす可能性が出てきます。

コンクリートの表面を塗装することで、雨や紫外線の刺激から保護し、劣化からコンクリートを守ることができます。
比較的コンクリートに劣化や損傷が見られない状態であれば、塗装による保護が可能です。