【仙台市の外壁塗装】破風の種類
2024/06/26
今回は前回の記事【仙台市の外壁塗装】破風の役割についての続きで破風板の種類について紹介していきます。
破風板種類
・木材
数十年前は、破風板に木材が多く使用されていたので昔は多くのお住まいの破風板が木材でした。しかし、木材の破風板は、木なので耐火性が弱く、「耐久性」も低いので現在のお住まいではほとんど使用されなくなってきています。
木の破風板は、耐久性を持たせるために、塗装を行い、表面に塗膜を張って強度を保っています。しかし、木材は雨にぬれることで水分を含み、乾燥する段階で伸縮が行われます。
その為、塗膜が寿命で保護が十分でなくなると、反りが発生したり、塗膜が伸縮に耐え切れず剥がれしまうといったことが発生します。
塗膜が剥がれると再塗装を行う必要があり、メンテナンスの頻度は必然的に高くなります。
・金属
金属系は屋根材にも使用されることが多い部材です。特にガルバリウム鋼鈑は耐久性に非常に優れた素材で、よく屋根や壁の張替などにも使用されます。
ガルバリウム鋼鈑は加工性にも優れている為、破風板にも使用することが出来ます。
正確には、木下地などの上にガルバリウム鋼板を巻いて仕上げたものになっていますが、木材より耐水性や耐火性に優れている為、破風板には適した素材といえます。
ガルバリウム鋼鈑のメンテナンスは主に塗装をすることです。塗装を行うことで、耐久性だけでなく美観性も美しく保つことが出来るようになります。
・窯業系
外壁材としても使用されることが多いのがこの窯業系です。窯業系とはセメントや繊維質を原料とし成形した部材で、超高温で熱処理を行い成形するので、非常に耐火性の高い素材になっています。
最近の建物には、この窯業系の外壁や破風板が主に使用されています。
しかし窯業系は、吸水性があるので、金属と比べると雨には強くありません。木材ほどではありませんが、窯業系も定期的な塗装でのメンテナンスが必要となります。
・ケイカル板
軒天材としてよく使用されているのがケイカル板です。ケイカル板は、ケイ酸質原料や石灰質原料や繊維や混和材料などが主な原料となって作られている部材です。
不燃材料であり、しっかりと塗装を行えば、耐久性が期待できます。
最近のお住まいでは、窯業系の破風板が多くなってきましたが、まだまだ使われている部材です。こちらも、吸水性があるので、放置してしまうと表面がボロボロと剥がれてくるのでこちらも塗装によるメンテナンスが必要です。
・モルタル系
外壁材と同質に仕上げられたモルタル系の破風板もあります。
モルタルは、セメント、水、砂を混合させて作られていて、耐久性や耐火性にも優れています。外壁と同様の質感になるので、人によってはその統一感と美観性が好まれる方もいます。
ですが、導入のコストがかかることや施工に技術が必要な点、ほかの材質に比べると重量があり耐震性に劣る点などのデメリットもあるので、モルタル仕上げの破風板はあまり多くはありません。
耐久性は高いですが、地震や劣化などで、「ひび割れ」が発生するので、外壁などと一緒に塗装などのメンテナンスが必要です。
次回はそれぞれのメンテナンス時期について解説します。
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