【仙台市の外壁塗装】FRPとは?
2024/07/04
ベランダや屋上の防水工事や補修を行う際にFRPという言葉を聞いたことがある方もいるとお思います。ベランダや屋上によく使用されている材料で知識があれば施工を頼み際にも安心してお願いできます。
そこで今回はFRPについて紹介していきます。
FRPとは
FRPは繊維強化プラスチック(せんいきょうかプラスチック)といい、Fiber Reinforced Plasticsの頭文字でFRPと呼ばれています。FRPはエポキシ樹脂やフェノール樹脂などにガラス繊維や炭素繊維などの繊維を複合して、強度を向上させた強化プラスチックです。
プラスチックは軽量で、加工が簡単ですが、弾力が低く、構造用の材料としては適していないことが難点でした。そこで、ガラス繊維のような弾性率の高い材料と複合すると、軽量で強度の高い、材料として用いることができると考えられ、FRPがつくられました。強化材としてガラス繊維のほか、炭素繊維を使った用途も広がっています。
安価、軽量で耐久性がよく、成型、穴あけ等の加工も比較的容易なことから、ベランダや屋上、バルコニー以外でもユニットバスや浄化槽などの住宅設備機器でも大きな地位を占めています。また、小型船舶の船体や、自動車、鉄道車両の内外装にも使用されていたりします。
FRP防水
そしてこのFRPの特徴を活かして防水材として利用し、耐久性の高い防水層を形成して施工するのがFRP防水と呼ばれるものです。
出来上がった防水層は継ぎ目のないシームレスな構造になるので見た目もきれいです。
また、FRP防水では紫外線や雨風などから防水層の表面を守るために、防水層の上には「トップコート」と呼ばれる保護する仕上げ材を塗って仕上げられます。
軽量で扱いやすい特性がありながら耐久性が高く、小面積の場所に使用すると費用対効果が高くなるので、住宅においてはFRPは最適なベランダの防水施工工法です。
次回はFRP防水のメリットとデメリットについて紹介します。
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