【仙台市の外壁塗装】FRPの施工手順

前回の記事【仙台市の外壁塗装】FRPのメリットとデメリットではFRP施工のメリットとデメリットについて理解していただけたと思います。

今回の記事ではFRPが具体的にどのようにして施工されるかの基本的な流れを紹介していきます。

 

施工の流れ

 

・清掃（高圧洗浄）

防水工事を行う床面や防水層の立ち上がり部分を事前に良く清掃（高圧洗浄）します。
 

・プライマー(下塗り材)塗布

表面の下地にプライマーを塗っていきます。プライマーを塗装する場合とポリエステル樹脂を下塗りに使用する場合もあります。
プライマー（下塗り）は接着剤の役割を持ち、下地と防水層の密着性を高めます。

 

・ポリエステル樹脂とガラスマットの貼り付け

防水用ポリエステル樹脂でガラスマット(ガラス繊維)の貼り付けをします。
樹脂を丁寧に塗り上げていき、ガラスマットを下地に貼り付け防水層を形成します。その際に、ガラスマットに気泡が発生するので、脱泡ローラーを用いてマット内にある気泡を除去していきます。

 

・トップコートの塗装

ガラスマットを貼り付ける工程とポリエステル樹脂を塗布して硬化させる工程を2～3回繰り返し行い、防水層を作り上げていきます。
最後に防水層にトップコートを塗って、防水層を保護し、施工は完了です。

 

まとめ

FRP防水は他の防水工法と比較して価格が高くなりがちです。採用するにあたってはFRP防水が持つ軽量で丈夫なメリットを最大限に活かすことができる場所を選びましょう。
住宅の場合には、人の出入りが激しく、比較的使用頻度の高いバルコニー、ベランダへの使用が最もFRPのメリットを活かすことができます。
また、工期も他の防水工法と比較して短くなるので、短期で改修工事をしなければならない場合に適しています。
そして防水層が軽量の為、木造建築物の防水工事にも適しています。

初期費用は高いですが、非常にコストパフォーマンスが良いことがメリットといえます。一方では定期的なトップコートの塗り直しは必要になるのでメンテナンスが必要なことは把握しておきましょう。