屋根の耐用年数ってどのくらい？

屋根の補修や塗装を検討する際、屋根の耐用年数を知らないと、適切なタイミングをのがしてしまうことがあります。
また、耐用年数を迎え、劣化が進んだままの屋根を放っておくとさまざまなリスクがあります。そのため、自身の大切な住宅を守るためにも耐用年数について知っておくことは重要です。

そこで今回の記事では、屋根材ごとの耐用年数や劣化症状、耐用年数を迎えた屋根を放置するとどうなってしまうのかを紹介していきます。今回詳しく紹介するのは屋根の耐用年数の概要についてです。

屋根の耐用年数
 

物を使い続けていると、故障したり、不具合が起こったりするように、屋根にも「耐用年数」と呼ばれるおおよその機能の年数があります。

ずばりいうと屋根の耐用年数は防水性を維持できる年数といえます。

屋根の耐用年数とは、防水性が損なわれることなく、建物にとって良い状態を維持できる屋根の寿命のことといえます。

屋根は、住宅を雨風から守ったり、太陽の光を遮断して室内を快適な温度に保ったりするほか、住宅の印象を決めるなど、さまざまな役割があります。

特に、「防水性」は重要な屋根の役割の一つです。屋根の防水性が損なわれると雨漏りが発生し、内装や家財、住宅の構造躯体と呼ばれる内部のだいじな部分がダメージを受けてしまいます。

しかし、屋根は常に屋外で紫外線や雨風の影響を受け続けています。そのため、永続的に防水性を維持できるわけではありません。時間が経つにつれて少しずつ劣化が進んでしまいます。どのくらいの期間、防水性を維持できるのかを表す目安の年数として「耐用年数」が用いられています。