屋根材ごとの耐用年数は?
2025/02/28
前回の記事では屋根の耐用年数の概要や意味を解説しました。
今回は屋根材のそれぞれの耐用年数を紹介し、併せて屋根の構造も踏まえて解説していきます。
屋根の耐用年数
屋根の耐用年数は、表面の屋根材の寿命と、下地の寿命の両方をあわせて言うことができます。
基本的に屋根は3層で構成されています。最も外側の屋根材(表面)とその下にある下地(ルーフィング)が雨水の侵入を防止する役割があります。
・屋根材
最も外側にあり、屋根と言われてイメージできるところ。雨を直接受け止めて軒先に排水するほか、風や太陽の熱、紫外線などから住宅を保護している。
・下地(中間)
野地板の上に敷かれており、屋根材の隙間から入り込んでくる雨水をキャッチし、軒先へ排水している。
・野地板
野地板は防水シートや屋根材を設置するための支え。防水機能はなく、最も内側(住宅側)にあるもの。
屋根と一口に言っても、屋根全体はこのような構造になっており、屋根材と下地(ルーフィング)で雨水の侵入を阻止しています。
また、屋根の耐用年数は20〜30年と言われていますが、使用している屋根材によって耐用年数がことなります
戸建てに使用されている主流の屋根材とそれぞれの耐用年数をいかにまとめました。
スレート:約20〜30年
ガルバリウム鋼板:約30〜40年
トタン:約10〜20年
陶器瓦:約50〜100年
いぶし瓦:約30〜50年
セメント瓦:約30〜40年
アスファルトシングル:約20〜30年
以上のように、屋根材によって耐用年数に差があります。一口に「屋根の耐用年数は20~30年」といってもそれはあくまで目安です。実際の耐用年数は、どの屋根材を使用しているかが塗装や補修を決めるタイミングの一つです。
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