屋根面積の決め方
2025/03/13
今回の記事では屋根面積の決め方について紹介していきます。
屋根塗装の見積もり書を確認すると、建坪と大きく面積が違う場合があるというのは前回の記事でお分かりいただけたと思います。そこで今回は実際にどのようにして屋根の面積を出しているのを解説していきます。
屋根面積の決め方
前回の記事で説明したように、屋根面積は下記の要素により決まってきます。
・屋根がかかっている部分の床面積
・軒の出の寸法
・屋根勾配
したがって屋根の形状が切妻であっても、寄棟や片流れであっても屋根がかかっている部分の面積と軒の出の寸法、屋根勾配が同じであれば屋根面積は同じ面積です。
しかし屋根の塗装工事を行う場合には注意が必要です。
スレート屋根や金属屋根、アスファルトシングルなどの表面が平らな屋根材であれば特に問題はないです。しかし、セメント瓦や折板屋根などの表面に凹凸のある屋根材の場合には屋根材の形状によって塗装面積が異なります。
そのため、屋根材の種類や形状ごとに塗装の係数が決められています。
代表的なものでは、和瓦の場合は1.08、折板屋根の場合であれば凹凸の寸法によって1.44(高さ88mmの場合)又は1.69(高さ150mmの場合)です。
したがって、塗装工事では屋根面積に塗装係数を掛けて塗装面積を求めるやり方になっています。
屋根面積の算出方法は、屋根のリフォームを行う上で把握しておきたい項目のひとつといえます。
簡単に屋根に登って実測することが出来ないからこそ、施工業者もこれらの方法で求めた数量を使って屋根工事の見積書を作成しています。
したがって、施工会社によって屋根建材の解釈に相違がある場合は、見積書に記載される施工面積の数値が前後する場合があるでしょう。
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