【仙台市の外壁塗装】雨樋の塗装って必要?Vol②-雨樋の形と名称編-
2023/08/12
Vol②の今回は雨樋の形とさまざまな種類について解説していきます。
雨樋の形
・丸形
丸形は半丸の形で昔から愛されているデザインです。価格も比較的安く、和風の建物に多く見られます。
・角型(箱型)
最近の家や都市の家に多い家の形です。雨樋を設置する場所と壁が近い場合につかわれることが多いです。箱形の名前通り、底が丸ではなく四角になっていて、丸型よりも多くの水を流すことが出来ます。価格は丸形よりも高くなります。
・その他
雨樋の存在感をそこまで出さないよう、軒先を包むように設置される一体型や、雪が積もっても雨樋に負担などが掛からないになっている雪対策型などが存在します。
一般的に丸いもの(丸形)が知られているのですが、降雨量が多い地域では角形が多かったりします。1日当たりの降水量が多くなる地域などは、箱形などの大きめのものを選んだ方が良いです。
雨樋の各部のパーツ
雨樋と一言で言っても、実はいろんなパーツを組み合わせて設置しています。
角パーツの役割と名称を確認していきます。
・縦樋
主に縦になっている樋の部分です。金具によって外壁に固定されていて、長さが足りない場合などは縦継手で長さを調節します。竪樋と書くところもあります。
・横樋(軒樋)
軒樋(のきどい)とも言います。軒下に設置する横長の樋の事で、太さもさまざまなタイプを用意されています。
・エルボ
縦樋を外壁に合わせるため、部分の事をエルつなげ合わせるパーツをエルボと言います。角度が固定されているものや可変式など角度調節ができるものもあります。
・集水器
横樋をつたって流れてきた水が、この集水器を通って、最後に縦樋を通って地面に流れます。p型やf型など、形も様々でいろいろな家の作りに対応できるようになっています。飾りがついているものもあり、値段も様々です。
・呼び樋
縦樋と横樋をつなぐための横引の樋のことを指します。 |
・樋持ち金具
樋受け金具ともいい、雨樋を受けるための金具のことをいいます。 雨樋は、雨水が流れ落ちるため、金具で固定しないと力がかかり、動いてしまいます。 そこで、たるきや鼻隠しに打ち付けて、雨樋を固定します。 材質は錆が出たら困ることになるため、ステンレス製を使うことが多いですが、鉄に溶解亜鉛メッキを施し、防食処理をした物もあります。
・止まり
軒樋の一番端っこに設置して雨水の流れを止める部品です。 隙間ができないように、接着剤でしっかりと設置します。
などなどいろいろな部品を書いてきましたが、このほかにも軒樋の上にかぶせるように設置する「落ち葉除けネット」、樋と樋をつなぐ「軒手」と呼ばれるものなどまだまだいろいろな形のものがあります。
Vol③では劣化についてと補修方法について書いていきます。
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