【仙台市の外壁塗装】トタン屋根について
2023/11/20
今回は日本中の住宅で活躍していた屋根である「トタン屋根」について紹介していきます。
トタンとは
「トタン」とは、薄い鉄板に亜鉛メッキを施した板状のものをいいます。
そして住宅のトタン屋根とは、このトタン板を使用して作られた屋根のことで、住宅のほか倉庫や作業場、工場にも使われています。
トタン屋根の種類
主なトタン屋根には主に3種類あります。
・波板トタン屋根
波型に作られたトタン板で作られた屋根です。
波の間隔には大小の2種類があり、波型に加工する理由としては薄い鉄板の強度不足を補うためにこうした作りになっています。
・瓦棒葺きトタン屋根
屋根の下向きに合わせて、等間隔に線が走っているトタン屋根です。
この線の中には木がはいっており、ここにひっかけるようにしてトタン板を葺いてます。
雨漏りに強いため、日本瓦やスレートの屋根よりも緩やかな勾配で屋根が作れるメリットがあります。
・折板トタン屋根
波型トタン屋根よりも鉄板を大きく折り曲げてつくられたトタン屋根です。
瓦棒葺きトタン屋根よりも、さらに勾配のない状態で屋根に使うことができます。
住居よりも、工場や倉庫などの大型の屋根に使われることが多い屋根です。
トタン屋根のメリット
・価格が安い
トタン屋根は、費用の安い屋根材です。
素材自体が安いので、修理や張り直しなどの工事費用もほかの材質にくらべると安価になります。
・軽量
軽量なので、家の構造を選ばずに使用可能です。
屋根が軽いと、家の耐震性が向上することもメリットです。
・緩い勾配にも施行可
スレート(コロニアル)屋根や瓦屋根は、設置にある程度の勾配(4寸以上)が必要となりますが、トタン屋根をはじめとした金属屋根は、ほとんど傾きのない屋根にも使える屋根材で、扱いやすいものになっています。
トタン屋根のデメリット
・錆びが発生しやすい
トタン屋根は、非常に錆びが発生しやすい屋根の材質です。
表面の亜鉛が溶け出すことによっての屋根の穴あきを防ぐ効果があるのですが、内部の鉄部分が露出してしまうため錆びには弱いです。
・夏場は暑い
トタン屋根は、厚さ1mm未満の薄い金属で出来ているため、断熱効果はほとんど期待できず、夏場は熱したトタン屋根の表面温度が室内に伝わり、暑くなります。
・雨音が大きい
薄い金属でできているので、遮音効果はほぼありません。
雨音が響きやすく、室内にも伝わりやすいです。
以上今回は「トタン」について紹介していきました。トタンもスレート同様に非常に多くの住宅に使用されています。トタンについて知っておくことで塗装などのメンテナンスを頼むときも安心して業者に施工を任せることができます。
明日の記事ではトタンのメンテナンス方法などを紹介いたします。
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