家についてる「水切り」とは?
2024/04/12
お住まいについている「水切り」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
今回はその役割と塗装の必要性があるかについて紹介していきます。
水切りとは
水切りは基礎と外壁の間をぐるりと囲んでいるしきりのことです。
基礎近くの低い位置にあるので、他の家の部位に比べると簡単に確認できる部位です。
また、建物の外側の窓枠下などにも水切りは施工されています。
水切りの役割
・基礎の土台部分の雨水による腐食を防ぐため
・雨水が窓枠の下面をつたうことによる壁面の汚れを防ぐため
・室内への雨水の侵入を防ぐため
以上の3つが主な水切りの役割になります。
中には水切りの付いてないお家もありますが、問題ありません。
水切りがないと、不安になる方もいるかも知れませんが、外壁をつたって土台に水が流れ込まない構造になっていれば構造としては大丈夫です。
水切りは建物の寿命を左右する場所です。
水切りは単に建物の上部から流れてくる雨水を受けて、直接土台に流れない様にしているだけではありません。土台や基礎への水の侵入を防いで、建物自体の耐久性を維持する為に重要な役割をしてくれています。
水切りが劣化するとどうなるか
・土台に雨水が侵入
水切りが劣化してしまうと、上記の役割を果たすことができなくなり、土台に雨水が入り込みます。一度基礎の土台に雨水などが入り込むと、吸収した水は抜けにくく基礎が腐食してしまう原因になってしまうことがあります。
・シロアリの被害
腐食した基礎にはシロアリ被害の可能性も大きくなります。
水切りが傷んでいる=お住まいの経年劣化が進んでいることになるので、劣化による外壁の隙間からもシロアリが侵入しやすいです。
建物の土台部分は白アリによる浸食や腐食する危険性が高い部分です。
メンテナンスを先延ばしにすればするほど、お住まいの痛みは進行して補修費用なども高くなってしまいます。
続きは次回紹介します。
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